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加賀年彦(KAGA TOSHIHIKO) /眞塩悠位



死刑囚。元は過激派環境保護団体「GKO」の一員であったが、仲違いして仲間を全員射殺した上に市街地で爆弾を爆発させてしまい、多くの犠牲者を出したという過去をもつ。しかし死刑になった彼の魂は、己の罪を償いたいという強い願いによって三十年前の世に転生する。






丸山聖(MARUYAMA SATOSHI) /小黒雄輝



一風変わった神父。死刑囚である加賀を最期まで世話する。が、三十年前の世でも転生した加賀に協力することになる。社会の屑を集めて、教会で「ソーシャル・ダスト(社会の屑)」という聖歌隊をやっている。しかし、本人がかなりの音痴。







辻本一平(TSUJIMOTO IPPEI) /桑原祥平



売れないものまね芸人。というより、むしろ全くの無職。競馬でつくった多額の借金があり、恋人のみゆきが稼いだ金を搾り取って、それを借金返済どころかまた競馬に使ってしまうという悪循環を繰り返している。しかも、日ごろからみゆきに暴力を振るい、動物も虐待しているという最悪な男。しかし、ある日落雷の直撃により未来で死刑になった加賀の魂が転生し、豹変する。





甲斐(KAI) /藤原大輔



GKOのリーダー的存在。インテリで常に冷静沈着。勝手に金を要求した加賀に反発し、不満を募らせる。彼にとっては、今回の城南グループへの爆弾を使った脅迫は単なる始まりにすぎず、最終的には海外の同類の組織と合流し、世界規模で戦うことを目標としている。






吉本(兄)(YOSHIMOTO) /市之瀬敏晴



GKOの一員。爆弾製作のプロフェッショナルで、「爆弾博士」と呼ばれる。かなりのマニアで、自作の爆弾を恋人のように扱ったり、頬擦りしたり、女の子に例えて爆弾の説明をしたりと、常人離れしたところがある。というより狂人じみている。実は弟にも言ってない秘密がある。






吉本(弟)(YOSHIMOTO) /吉川高広



GKOの一員。爆弾を脅しに使うことに抵抗感を抱いたり、殺人を恐れたりと悪人らしくないところが多々ある。兄をとても慕っており、GKOに入ったのも兄が入ったから、という理由からなのかもしれない。







青柳(AOYAGI) /堀田みなつ



城南グループの専務。悲しいことに専務になった途端、GKOに脅迫される。脅しのプレッシャーから、よく自律神経が失調し、わけの分からないこを言い出す。危ないことは何でも部下の西寺に押し付ける無責任な上司。







西寺(NISHIDERA) /渡辺友莉



青柳の部下。リゾート開発中止の代わりに金を出すことを提案した人物。しかし、青柳にその金の受け渡しの仕事を押し付けられ、さんざんな目に遭う。かなり気弱。







山口奈々子(YAMAGUCHI NANAKO) /福井有紀



青柳の秘書。実は加賀と裏でつながっており、城南グループ内でスパイ活動をし、内部の情報をGKOに流している。








健治(KENJI) /加藤久美子



チンピラ。元はたこ焼き屋でアルバイトをしていたようだが、つり銭をごまかしてクビになる。それ以前からよく警察沙汰を起こし、丸山神父の世話になっていた。そのため、丸山から何度もソーシャル・ダストに入るよう誘われているが、まだ教会にも行ったことがない。






島岡(SHIMAOKA) /中西健太



登校拒否で公園で寝泊りしている中学校の先生。ソーシャル・ダストのメンバーの一人。実は、人には言えないとんでもない秘密を隠し持っている。そして、その秘密に登校拒否で公園で寝泊りしている理由も隠されている。







みゆき(MIYUKI) /服部亜樹



ソープ嬢。一平の恋人で、全く働かない一平に稼いだ金を搾り取られ、挙句に暴力まで振るわれていた。そのため、加賀が転生した後の一平の豹変ぶりに動揺する。ソーシャル・ダストのメンバーの一人。