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4/30 「オルタード・カーボン」


 そういえば、世間はもうゴールデンウィークに入ってるんですね。テレビ見てて初めて気がつきました。学生の俺達は来週からだしね・・・・。
 いやー、それにしても「オルタード・カーボン」はなかなか面白い。去年買って読んで以来ずっと本棚にしまってたけど、久しぶりに手に取ってみたら一気に読んでしまった。何が面白いって、そりゃもちろんストーリー自体も面白いけど、何よりも「オルタード・カーボン」ワールドの設定が一番。
 設定の中でも最も大きなものは「人が死ななくなった」という設定。イキナリ何だ!?って感じですね(笑)。というのも、この小説の舞台は遥か先の未来。その時代の人間は生まれるとすぐ脊椎にスタックと呼ばれる記憶装置を埋め込まれる。で、記憶から性格等のその人の全てがスタックに保存される。つまり、スタックに「その人自体」が保存されるというわけ。だから、身体が寿命で死んでしまったら新しい身体に乗り換えればいいし、事故や事件等で死んだり殺されたりしてもスタックさえ回収できればいくらでも生き返る事ができる。まぁ、人間の世の中ですから多少の「おカネ」がかかるんですけどね・・・・。ちなみに、犯罪に対する刑罰もその世界に合わせて変わってます。犯罪者は身体から引っ張り出されて、データのみの形で「保管」されるんです。しかも、出所する時はまず自分の身体に戻れない。その時に施設に保管されてる犯罪者の身体に無理矢理突っ込まれるんです・・・・ああ、恐ろしい。さらに最高刑は消去刑。文字通りスタックの内容を消去されます。
 そんな世界ですから、色んな人がいます。何百年も結婚生活を続けている夫婦やら、自分のスタックのデータを遠隔保存してるお金持ちやら・・・・。さらに内面的なものも独特で、特に印象的だったのは「恋人の身体を着た赤の他人を愛してしまうのか。逆に、赤の他人の身体を着た恋人を愛する事ができるのか」というテーマですね。ヘタをすれば目の前にいる人でさえ、本当に中身もその人なのか分からない世界ですからね・・・・。
 ちなみにこの小説、映画化の版権が既に押さえられています。映像化すると決まったわけではありませんが、やるなら徹底的にやってほしいもんです。